【02】ランドグラーブ家、中途半端な見栄を捨てる。茶の間のマルコム(SIMS4怠惰なデブが目指すランドグラーブ家再興)
あらすじ
ゆるゆる十世代チャレンジで生まれた怠け者で大食い、良いところといえば外交的で人当たりがいいところだけな「青田あおし(無職)」が婿入りしたのはSIMS界の名家ランドグラーブ家。
しかし婿入りしてみたら、ランドグラーブ家はお屋敷を手放し、サンマイシューノのマンションに引っ越していた。ランドグラーブ家の面々はかつての栄光や見栄を捨てられず、中途半端なマンション暮らしで来週の家賃も危うい生活。
(実は寝室も足りてない)
新しい家族たちがどこか暗い表情をしているのを見た”愉快でのんきなデブ”ことあおしは……?
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「婿入りして早々こんなこと言うのもアレですけど、みんな暗くないですか? おなかすいてるの?」
「こんなしょぼいマンション暮らしはもううんざりなんだよ! 俺はランドグラーブの長男だぞ! 明るい気持ちになんかなれるか! あの屋敷を手放さなければ……」
「このマンション、結構いい物件だと思うけど、我慢して住んでるなんて最悪じゃないですか? お義父さん、中途半端な見栄は捨てちゃったらどう?」
あおしの妻、そしてマルコムの妹であるスージーも本音を語る。
「そうだよお兄ちゃん。今より安い場所に引っ越して、みんなでお金を貯めてお屋敷を取り戻そうよ」
年が離れていて、娘のようにかわいがってきた妹に直球の正論をぶつけられたマルコム。
「そうかもな……」
ということで、ランドグラーブ家、ヤケクソの引っ越し!
引っ越し先はニュークレストのこじんまりとした一軒家。マンションを手放したお金が25000シムオリオンちょっと。この家を買って残ったお金は
たったの465シムオリオン!
あおしが特に何も考えずに発した言葉に、スージーの正論が化学反応を起こして突発的な引っ越し。しかも家族のほとんどがアルバイト。不安しかない。
間取りは玄関とキッチンが土間の日本風家屋。段差床を使ったのは初めてなんですが楽しいですね。
1Fはお茶の間がメインです。階段のある廊下に幼児用ベッドを配置。
2Fは最低限の寝室。
お金はないけど、ランドグラーブ家が新たなスタートを切ったことを祝して寄せ鍋でだんらん。
こたつは幼児も食事に参加してる感じが出ていいですね。
この家は娯楽がお茶の間のテレビと本棚のみ、さらにほかに座る場所もない上にお茶の間を通らないと2Fにも行けないため、鍋がなくても自然と家族が集まります。
液晶ですらない、小さなテレビが貧乏くさくて泣ける。でもみんな高層マンションに住んでいた頃よりも表情が柔らかく見えます。
現時点では生活レベルを下げるための引っ越しを勢いで実行しただけ。次はお金を貯めるために家族のみんなが行動する必要があります。
お屋敷を買い戻すために必要な金額は221264シムオリオン。ランドグラーブ家一丸となって、泥をすすってでも買い戻して見せましょう!
電撃結婚した理由がわかる、お気楽すぎる夫婦。あおしは現在婿入りニートなので、早く仕事に就くべきである。
このシリーズは続くかどうか分からないと書いていたんですが、ランドグラーブ・マルコムを貧乏くさいお茶の間に座らせてみたら楽しくなってしまったので、しばらく十世代チャレンジと並行して進めてみようと思います。
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